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5.初歩的な使い方 a.基本的な操作方法

◆基本的な操作方法

 SSCSの基本的な操作方法を覚えましょう。

 ※  SSCSのLite版とFull版で操作方法は同じです。ただし、表示されている画像が異なる場合があります。

1.ボタン

 SSCSの基本的な操作は「画面上に設置されたボタン」をクリックすることで行います。クリックすると画面 が切り替わったり、選択されたレコードが表示されたり、印刷が始まったりします。ほとんどのボタンにはボタン自身に「機能名」が文字で書かれていて非常にわかりやすくなっています。ボタンにはいくつかの形やサイズ、色があります。

○基本的な形

○少し変わった形

 このようなボタンはSSCSに限らず、パソコン(のOS)を使っているだけでも見ることがあると思います。ですので、すぐにどれがボタンなのかわかると思います。

2.起動と終了

 起動するにはSSCSのフォルダに入っている正方形で「右上が折れていない」アイコンをクリックします。

 終了するには、メインメニューのTOP画面(起動直後の画面)の左下の「終了」ボタンをクリックします。

 または、顧客台帳や車輌台帳などの右上の「終了」ボタンをクリックします。

3.保存

 ワープロなどでは通常、入力した内容は「保存」しなければ次回起動時には消えてしまいます。しかし、SSCSでは「保存」は自動的に行われます。設定をいじっていなければ、保存は「システムのアイドリング時」、いうなればパソコンがユーザの隙を見て保存します。ですので、基本的にSSCSでは「保存する」ということは考える必要がありません。

 しかし、パソコンがずっと一生懸命仕事をしていて隙がない、そんな時にパソコンがフリーズ/クラッシュ等すると、せっかく入力したデータも「以前自動保存されたところ」まで戻ってしまいます。ですので、「いますぐ保存したい」「自分で保存したい」という方向けに「手動で保存」という機能もご用意しました。

 各台帳や見積を開いている状態で、メニューバーのスクリプト内に「手動で保存」とありますので、これを選択してください。

 

4.ステータスエリア

 「ステータスエリア」と呼ぶ、各台帳や見積に共通の部分があります。

上から5つにわかれ、それぞれに意味や機能があります。

○A … レコード間移動ボタン

 カードをめくるように、「閲覧・入力している現在のレコード」を変えるときにクリックします。左から「一番前へ」「前へ」「次へ」「一番後ろへ」と移動します。あくまで「カード」をめくるようなものであり、カードが増減したり(レコードが追加・削除されたり)することはありません。

○B … (現在の)レコード位置表示バー

 「現在のレコード」が、対象レコードの現在の並び順において全体のどの辺りの位 置にあるのかが、「赤と白のバー」で表示されます。赤い部分が右に伸びる形で、赤い部分がなく全部が白いと一番前、赤と白が半々なら真ん中、全部赤なら一番後、となります。


一番前 真ん中 一番後

○C … (現在の)レコード番目と対象レコード数

 分数の形で表示されます。分母的な右側の数字が「対象(となっている)レコード数」、分子的な左側の数字は「その中で現在のレコードが何番目になっているか」、を表しています。
  注意すべきは、右側の数字は「全レコード数」ではなく、対象レコード数である点です。抜出(検索)などにより、表示するレコードを絞り込んでいる場合にはこの値は全レコード数よりも小さくなりますが、あくまで表示されている値は「対象レコードの数」であり、レコードが減った(削除された)わけではありません。

○D … 全レコード数

 既に説明した通り、SSCSではレコードと呼ぶ「カードのようなもの」を自由に選り分けて表示・印刷します。そのため、選り分け方によっては全カード数と、選り分けた束のカード数が異なることもあるはずです。その場合、ここをみれば「表示されていないレコードも含めて全部でいくつ」レコードがあるかがわかります。
 なお「選り分け」が行われていない場合には、ここは「全てが対象中」と表示され、そのこと(選り分けが行われていないこと)を示すようになっています。

○E … ソート状態

 「ソート」とは並び替えのこと、つまり「並び替えの状態」です。なんらかのルールで並び替えを行っており、順序よく並んでいるとここに「済」、並んでいなければ「未」、並んでいるんだけど追加されたレコードだけがまだ並んでいない場合には「半」、と表示されます。

5.切り替えボタン

 SSCSにはいくつかのファイル(顧客台帳や車輌台帳、Full版ならさらに入出庫台帳や納品請求書台帳など)や目的に応じた画面 があります。それらを目的によって切り替えるのですが、そのためのボタンがあります。

○A&B … ファイル切り替えボタン(サイズと位置が異なる2種類があります)

 クリックすると、顧客台帳や車輌台帳、Full版ならさらに入出庫台帳や納品請求書台帳などを切り替えます。

○C … レイアウト切り替えボタン

 クリックすると、ファイルはそのままで「レイアウト」と呼ばれる「画面」を切り替えます。レイアウトは操作の目的に応じて用意されており、例えば「データ入力」レイアウトではデータの入力を行い、「一覧」レイアウトでは一覧表形式でレコードを表示します。ただし、「終了」ボタンだけはレイアウトの切り替えではなく、SSCS自体を終了しますのでご注意ください。

○D … 表示形式切り替えボタン

 レイアウトが同じ、つまり操作目的は同じでも、表示内容を切り替えたい場合ここをクリックします。そうすることで、今まで表示されてなかったフィールドが表示されるようになったりします。

6.レコード操作ボタン

 レコードを追加したいとき、削除したいとき、にクリックします。

○追加 … レコードを現在のファイルに追加します。この「追加」ボタンが無い場合、レコードは別 の方法で追加することになります。ここに「追加」があっても、別の方法で追加した方が便利な場合もあります。

○削除 … 現在のレコードを削除します。一度クリックすると確認ダイアログ(小ウインドウ)が表示されます。

○全部を対象 … 現在、非対象になっているレコードも「対象」に、つまり「全部のレコードを対象」にします。

○対象外に … 現在のレコードを対象レコードから外す、つまり「対象外」にします。

○対象/非対象入替 … 「対象レコード」と「非対象レコード」をそっくりそのまま入れ替えます。

7.スクロールバー

 表示しきれないほどデータが入る可能性があるフィールド(項目)には、このような「スクロールバー」がついています。このバーの上下にある矢印をクリックすることで隠れている上下のデータが表示されます。

8.ラジオボタン

 このボタンは「何かの機能を作動させる」ものではありません。データを入力する際や設定を切り替える際などに、この「丸のうち1つ」をクリックして黒丸をつけるようにします。形は横型もあり、丸の数も5つとは限りません。 これがある場合、必ず1つを選択してください。

9.レイアウト印刷ボタン

 現在のレイアウト(画面)をそのまま印刷するときにクリックします。伝票や見積として印刷するときには別 のボタンが用意されていますので、ご注意ください。
 なお基本的に、印刷されるのは必要なフィールド等だけであり、ボタンや注意書きなどは印刷されません。

   

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