エキスパートモード抜出(検索)について
SSCSのいくつかのファイルには、初期設定内に「抜出(検索)はエキスパートモードで行う」というオプションがあります。ここをチェックしておくと、抜出(検索)レイアウトが少し変化します。
顧客台帳ではこのようになります。
1をみると、顧客名に個人・法人タイプがなくなっています。
2には、なにか情報が表示されています。2の右下のボタンをクリックすると・・・
このような画面が現れます。これは、抜出(検索)のテクニックを説明しているのです。
SSCSは、標準ではあまり詳しい抜出が行えないのですが、抜出(検索)Eと呼称するエキスパートモードで抜出(検索)を使い、さらに上記画面のテクニックを使えば様々な条件で抜出が行えるのです。
例えば、車輌台帳を見てみます。左側が普通の抜出(検索)画面、右側が抜出(検索)Eの画面です。
通常では、次車検日が「平成12年7月6日」のものは抜出できても、「平成12年7月6日以前のもの」や「平成12年7月6日から同年8月6日」のものは抜出できません。
しかし、抜出(検索)Eで、次車検日を「<=
2000.07.06」と入力すれば、次車検日が「平成12年7月6日以前のもの」を抜出することができるのです。次車検日を「2000.07.06...2000.08.06」と入力すれば、次車検日「平成12年7月6日から同年8月6日」のものが抜出できます。
このように、通常では入力できない形式のデータを入力できるのが、『抜出(検索)E』なのです。 これにより例えば、「年式が平成7年以前で、かつ、平成12年7月6日から半年間に次車検日を迎えるもの」といった条件で抜出しすることもできます。
年式 ・・・ <1995.12.31 / 次車検日 ・・・ 2000.07.06...2001.01.05
このように条件を指定すれば良いのです。
この場合、気をつけるべきことは、年式も必ず「xxxx年xx月xx日」という形で指定する必要があるということです。年月だけではなく日まで入力しないといけないのです。
抜出(検索)のテクニック自体は、通常の抜出(検索)でもつかえます。しかし、通常の抜出(検索)では入力形式がそれに対応していない場合があります。日にちを入力する項目などが特にそうです。これは、複雑な条件での抜出が必要のない方、または初心者の方が混乱しないように、通常は基本的な部分だけを使用するようにしているためです。