ウインドウの挙動について
1.起動時に白紙ウインドウが開閉する
SSCSは起動時に使用するすべてのファイルが自動的に開きます。そしてその際に、リンクしている各ファイルが各々を開きあうために、ウインドウが開いたり閉じたり(正確には閉じるではなく、Macintoshでは「隠す」、Windowsでは「最小化」)しています。その結果、高速でウインドウの開閉を行っているとウインドが白紙にみえることもありますが、これはトラブルではありません。
メインメニューの初期設定でSSCS起動時のズーム率を変更できます。その際に、(その項目の説明にも記述してありますが)100%ズームに設定してある場合はウインドウサイズが最適化されますが、それ以外の場合には最適化されません。これはトラブルではありません。
SSCSでは独自のダイアログ(メッセージ)を様々な状況で出していますが、これはユーザの方、特にまだ操作に慣れていない方の誤操作を防ぐためです。しかし操作に慣れてきますと、いちいちダイアログで説明をされなくてもわかる、という処理も出てきます。そういう方のために、一部ダイアログはユーザの方の設定で出ないようにすることができます。各ファイルの初期設定にてご確認ください。
顧客台帳で郵便番号を入力してその右側のボタンを押すと、ざっと以下のような処理になります。
1)
郵便番号内に入力されているデータと同じデータが「郵便番号辞書.ISH」内にあるかどうかをチェック。
2)
顧客台帳を隠す、または最小化して、郵便番号辞書を開いて、チェックの結果をリストにして表示。
3)
リストでユーザが選んだ住所を顧客台帳にコピーする。
ところが、上記処理の2番目で結果が1件しかなかった場合はユーザの手間を削減するために、自動的にその1件の住所を顧客台帳にコピーするようになっています。その場合、2番目と3番目で異なるファイル間(顧客台帳と郵便番号辞書)を処理が行き来して、その結果画面がチカチカして見えるのです(マシンの処理速度によってはこのチカチカがとても早くてほとんど見えないこともあれば、よくみえることもあります)。住所から郵便番号を自動入力する場合も処理内容はほぼ同じで、これはトラブルではありません。
※ 現実にある1つの郵便番号で異なる住所があるのか、ということですが、なんと4000件以上も同じ郵便番号で異なる住所があります(独自調査)。
SSCSではウインドウの挙動は以下のようなルールになっています。
1)
異なるウインドウを開くときは他のウインドウを、Macintoshでは「隠す」、Windowsでは「最小化」する。
2)
起動時のウインドウ位置はそれぞれ、終了時の位置が保存されている。
3)
起動時のウインドウサイズは、
・メインメニューの初期設定「起動時のズーム」が100%なら最適化する
・それ以外なら終了時のそれぞれのサイズにする
です。