現在、対象となっているレコード達を並び替えることが出来ます。
例えば、顧客IDの小さい順に、車種名を50音順に、などです。
ちなみに、並び替えのことを一般的には「ソート」とも呼ぶこともあります。
方法は「並替メニューから」「クイック並び替え」の2種類があります。
STEP1
まず、「一覧」レイアウトで表示形式「並替」をクリックします。
STEP2
そして、並び替えしたい方法の
か
をクリックするだけです。
は、小さいものから大きなものに並び替えます(昇順)。
たとえば、
数字なら、1、2、3、4、5、6・・・ ひらがななら、あ、い、う、え、お・・・
というようにです。
は、大きなものから小さいものに並び替えます(降順)。
たとえば、
数字なら、10、9、8、7、6、5・・・ ひらがななら、お、え、う、い、あ・・・
というようにです。
この並び替えでは、並び替えキー(並び替え項目)が複数、優先順位をつけて設定されています。
例えば、上図の右から2番目の並び替えだとまず、マークの大小で並び替えます。そして、同じマークの場合は、ふりがなの五十音順で並び替えます。そして、さらに同じふりがなの場合は、個人か会社かの区分で並び替えます。このように、複数の条件によって並び替えが行われます。
「一覧」レイアウトなどにある、クイック並び替えボタンをクリックするだけです。
なら「マーク」を並び替えキーとして、
なら「顧客ID」を並び替えキーとして並び替えします。
その際、左端のに注目して下さい。
これは、クイック並び替えを行った際に、「小さいものから大きなものに」並び替えるか(昇順)、逆に「大きなものから小さなものに」並び替えるか(降順)、を表しています。
なら昇順、
なら降順に並び替えます。
と
の切替は、それ自身をクリックしてみて下さい。
なら
に、
なら
にボタンのグラフィックが変化して、同時に昇順/降順も切り替わります。
並び替えは、小さなものから大きなものに、またはその逆にレコードの順番を入れ替えることです。しかし、小さなもの・大きなものという見極め方はコンピュータ的な論理で決められているため、違和感を感じるときがあるかもしれません。
例えば、岡田・奥田・横岡というデータがあったとします。これを、人間が並び替えれば「岡田、奥田、横岡」という『読み』の50音順で並び替えるでしょう。しかし、当システムでは「奥田、横岡、岡田」という順番で並び替えてしまいます。これは、コンピュータには『正確な読み』がわからないからだと考えて下さい。奥田は一般には「おくだ」と読みますが、ひょっとしたら「おうだ」「おうた」かもしれません。横岡も一般には「よこおか」ですが、「おうおか」とも無理やり読めます。つまり、漢字には読み方が複数あるので読み方での正確な並び替えは出来ないのです。そこで、漢字の大小(50音順)は漢字コードというコンピュータ内部での決まりで決まってしまうのです(厳密にはいろいろあるのですが、そう考えてもらっても差し支えありません)。そこで当システムでは、顧客台帳の顧客名については「ふりがな」項目を設けて、顧客名で並び替える際には「ふりがな」項目でならびかえています。こうすることで、より人間的な並び替えに近づけることができるからです。
しかし、完全に人間的な並び替えを実現することは出来ない部分もあります。例えば、車輌台帳の任意保険の対人保険金額などです。この部分は、3000、5000(万円)といった数字だったり、「無制限」といった文字だったりします。人間的に考えれば「3000、5000、無制限」の順番になりますが、コンピュータではそうはいきません。数字や文字が混じった場合は、数字が先(小さい)などといったルールが決まっているからです。以上のような理由から並び替えは、できる限り自然な結果になるように配慮はしていますが、いくつかの部分で不自然に感じる結果になるかもしれません。
この件につきましては、コンピュータの仕組みを理解していただいたうえで、どうかご了承くださいますようお願い申し上げます。