抜出(検索)の結果がおかしい
例えば、車種名に「ホンダ ロゴ」と入ったレコードと、「ホンダ」と入った別のレコードがあるとします。ここで条件に車種名「ホンダ」と入力して抜出をすると、「ホンダ ロゴ」「ホンダ」の2件が抜出されてしまいます。
これは、SSCSは「索引」というものを利用して抜出しを行っているからです。上の例の場合、「ホンダ ロゴ」と入力されたデータは「ホンダ」と「ロゴ」の単語部分にわけられています。ですので、条件「ホンダ」で抜出しをした上記の場合でも、「ホンダ ロゴ」のレコードも引っ掛かってしまうわけです。
この場合、条件を「==ホンダ」とすれば、「ホンダ ロゴ」は引っ掛からないで「ホンダ」だけが抜出されます。
また、建物等に「サンプルビル12階」と入ったレコードと、「サンプルビル1階」と入った別のレコードがあるとします。ここで条件に建物等「サンプルビル1階」と入力して抜出をすると、「サンプルビル12階」「サンプルビル1階」の2件が抜出されてしまいます。
これは、「サンプルビル12階」と入力されたデータは索引上は、「サンプルビル」と「12」と「階」の単語部分にわけられています。ですので、条件「サンプルビル1階」で抜出しをした上記の場合は、建物等が『「サンプルビル」ではじまって、かつ「1」ではじまって、かつ「階」ではじまる単語を持つレコード』という条件になっており、「サンプルビル12階」のレコードも引っ掛かってしまうわけです。
この場合、条件を「==サンプルビル1階」とすれば、「サンプルビル1階」だけが抜出されます。
このように、一般的な検索とは少し状況が異なっておりますが、これは開発に使用しているソフトの仕様によるもので、SSCSではどうしようもありません。これはトラブルではありません。