2007年1月30日発売の新しいWindows
Vista(以後、Vista)は、その1つ前のバージョンであるWindows
XPから5年ぶりとなり、多くの点が改良・変更されています。
当然、あらゆる点を良くしようと改良されてきているはずですが、反面
、それまでにつくられたソフト(アプリケーションだけでなく、ハードウェアを動かすドライバソフトなども)などが正常に作動しない可能性があります。
その点はマイクロソフト社も当然わかっており、Vista互換性情報というページを用意するなど、消費者・ユーザへの情報提供を行っております。
SSCSおよびその周辺ツールソフトがVistaで正常に動くかどうかは、2006年12月現在の今、Vistaが発売になっておりませんので、まだわかっておりません。できる限り早急にVista環境にてテストをしたいと思います。今しばらくお待ちください。
Windows Vista(バージョンアップ版)の手配はできたのですが、バージョンアップ版の送付が遅くなるらしく最悪3月くらいになるかもしれないそうです。できる限り早急にVista環境にてテストをしたいと思います。今しばらくお待ちください。(2007/01/31追記)
遅くなりましたが、Windows Vistaにて動作確認ができましたのでここにご報告いたします(3月に入ってやっとVistaのDiskが届きました)。動作が確認できたのは、SSCS Full ver2.07およびver1からの移行ツールです。
SSCS Full/Liteのver1系はすでに開発がメンテナンスモード(新規機能の追加は行わず、バグ修正のみ)になっていることから今回は起動することのみを確認しています(Lite 1.02の後継版=Lite ver 2.xxも構想はあります。が、なかなか実現できていません)。
環境はWindows Vista Business(Windows XP Proからのアップグレード)、SSCSの他に解凍ソフトとプリンタドライバ以外はインストールしていないほぼ純粋な環境(VistaにアップグレードするXPも再インストールしたての新品状態)です。
なお、これは動作確認であり、動作保証ではありません。あらゆるWindows Vista環境下での動作を保証するものではありません。必要に応じて90日間の試用期間を利用したテストを行ってください。(2007/03/10追記)
注意1)
XPのSP2以降と同じ注意点ですが、SSCSはマイクロソフトにお金を払って公認ソフトにしてもらってないので、インストール後の最初の起動時に以下のような警告が表示されます。
この「発行元:不明な発行元」「発行元を確認できませんでした」警告画面では「実行」をクリックしてください。
なお、この警告はソフトの起動時に毎回表示されます。警告の表示をやめるには、上記警告画面の「この種類のファイルであれば常に警告する」の文の左のレ印をクリックして消してから「実行」をクリックしてください。
注意2)
これもXP時代と同じ注意点ですが、伝票印刷など、印刷の際には直前のプリンタダイアログにて印刷範囲(今選択中の1レコードか、今対象中の複数レコードかなど)を指定できますが、最初の印刷の際には改めてここにご注意ください。
基本的には「現在のレコード」が「今表示中の1レコードのみ」、「対象レコード」が「今対象になっている複数のレコード」です。
ただし、伝票および見積台帳で一般および一般プラス形式以外(車検形式や販売形式など)の場合には、1レコードだけ印刷する場合にも「対象レコード」にしてください。この場合は逆に複数の伝票または見積を一挙に印刷できない仕様になっております。
現時点で当店がユーザ様にアドバイスできることは
「仕事で使うパソコンへのVistaの導入は、しばらく待つ方が賢明」
です。SSCSのみならず、多くのアプリケーションソフト・ドライバのVistaへの正式対応が整うには時間がかかると思われます。当店でも、損保のツールを使っておりますが、損害保険会社から「Vistaの導入は待ってください」と言われております(同様に新しいソフトである「Internet
Explorer 7」の導入も損保側からは動作確認が完全に終わるまで待ったがかけられている状態です)。
またVistaは、Internet
Explorer 7標準搭載(これはXPでも利用できますが)やスパイウェア検出機能などセキュリティ面
の改善、新デザインの日本語フォント「メイリオ」搭載など多くの点が良くなっていますが、XP時代よりもPCハード(ハードディスクではありません。PCという機械全体です)への要求水準が高くなっております。
たとえば、Vistaの目玉の1つといえるウインドウが半透明になったり3Dになったりする「Windows
Aero Glass(その効果のわかりやすい画像はこちら)」はビジネスPCとしてはハイスペックなビデオカードが必要であったり、Vistaであっても一番廉価な「Vista
Home Basic Edition」には含まれていません。
また、最低システム構成は
- 800MHz以上のCPUプロセッサ
- 512GB以上のメモリ
- 20GB以上のハードディスクで、空き領域が15GB以上あること
- などなど
となっておりますが、これはあくまでと「最低」であり、これとは別
に「Windows Vista Premium Ready」と呼ばれるVista Ultimate
Editionが「利用可能」なスペックもあります。こちらは例えば
- 1GHz以上のCPUプロセッサ
- 1GB以上のメモリ
- 40GB以上のハードディスクで、空き領域が15GB以上あること
- などなど
なっています。
現在、当店が実務(SSCS&損保)に使っているPCは、「CPU1.4GHz・メモリ512MB・HDD8GBで空き2GB(15GBを分割中)」、これでXPが快適に動いていますが、Vistaはどうやらそうはいかなさそうです(これで現状、別
に不満はないのですが…)。
|
|